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社会人になったら生命保険に入った方が良いのでしょうか？

お客様からこんな相談をいただくことがあります。

一昔前なら社会人になったときは、
必ずおせっかいな先輩がいて
半ば強制的に生命保険に加入させられたわけです。

『おれがお世話になっているおばちゃんだ。
お前も同じような保険に入ればいいんだ。
難しいことは言うな。これに入っておけばいいんだ。』

内容も分からず保険に入ってしまうわけで、
そのおかげで、
次に保険に入るときこそは確認してから入ろうという意識が働き、
私たちのような保険ショップが必要とされています。

わけも分からず入った保険ではありますが、
死亡保障、医療保障、がんや脳卒中などにも
対応しているパッケージで案内されるケースが多いと思います。

ですので、
万一、大病でもした場合、
保険のありがたさを感じていただけるのかも知れません。

しかし、近頃は個人情報の保護意識が高く、
たとえ資本の入っている保険会社や保険代理店だとしても
業務時間中に保険のセールスマンが企業内に入ることは
至難の業になりました。

ですから、社会人になっても保険に加入していない方が
圧倒的に増えてきた感じがします。

それも、近頃は他人がどんな保険に入っているか？
をあまり気にせず、
わが道を行く方が増えてきているように思います。

それからおせっかいな先輩も激減していますね。

ですので、
保険に未加入の方が大勢います。

以前、ご相談された社会人一年生の方は
ご自分が入院した場合、
有給がまだもらえないので、
給料が減り、入院費の出費がつのり、
なおかつ家賃も払っていかなければならないと
不安がっていました。

真剣に人生を考えている方ですね。

やはり、上記のような場合、
医療保険があったら安心だと思います。

私としては、
医療保険よりもがん保険のウエイトを高めておきたいところですが、
社会人一年生に入っておいた方が良いよ！
と伝えたい保険は
医療保険とガン保険だと思います。

２・３年経ってお給料と貯蓄、それと将来の夢のバランスが
おおよそ分かってきたら
やめられない貯蓄という機能と
万が一の場合の保障の機能をあわせ持った
貯蓄性の高い保険を追加で開始すればよいと思います。

そのとき、医療保険やがん保険を見直す必要は
まだありませんよ。

一つずつ、積み木のように重ねて入ってください。
これは必ず覚えていてください。

将来的に、
ちょっと古くなったと感じる部分があれば、
プロに確認してもらってその部分だけを新しくすることは
あるかもしれませんが、
社会人２・３年生が貯蓄性の保険を追加する段階で、
まだそれほど日が経っていない医療保険やがん保険まで
全部また新しくすることは必要ないと思うのです。

新社会人のみなさん。

ほんのちょっと保険のことを学ぶ時間を取ってみてください。

スタートの段階で保険のことをある程度把握できた場合と
そうでない場合では、
将来、１０００万円単位で
差がついてしまう可能性すらあると思います。

スタートが肝心ですよ。

保険マスター　村松繁