今日は火災保険についてです。
火災保険は2010年1月に大幅に改定されました。
2010年以前の火災保険の保険料は建物の構造によって区分されていました。
これからは、専用の住宅物件を前提にお話をさせていただきます。
その区分とは、
A、B、C、D、Fとなっていました。
この中でFは省令準耐火の建物で
いわゆるツーバイフォーの建物は
省令準耐火のFに該当する可能性が極めて高くなっています。
従来、このF構造は木造の建物だけれど
耐火性能が高い建物として
火災保険の保険料は一般の木造の建物より
割安に設定されていました。
しかし、地震保険の保険料は一般の木造の区分で計算されましたので
保険料は鉄筋コンクリート造りや鉄骨造りの建物よりも割高になっていました。
この計算基準が2010年に変更になり、
ツーバイフォーの住宅が区分される確立が高い
省令準耐火の建物は
耐火構造をあらわす『T構造』の建物に区分けされました。
T構造の建物には
鉄筋コンクリート造りの住宅や鉄骨造りの住宅が区分けされています。
この中にツーバイフォーの住宅の多くがグループ入りするわけです。
そして、2010年の改定では、
地震保険の料率区分も火災保険に連動することになったため、
省令準耐火の建物では、
火災保険料、地震保険料ともに
マンション構造を除く、戸建ての専用住宅では
一番安い保険料区分のグループの仲間入りを果たしたわけです。
この改定では、保険料が高くなってしまった構造もありましたが、
ツーバイフォー住宅で省令準耐火の建物の場合、
大幅に保険料が安くなる可能性が発生しました。
すでに、火災保険の改定が行われて2年以上経過していますが
もう一度、ツーバイフォー住宅にお住まいの方は
火災保険をご確認されると良いと思います。
その保険料の差に驚くことになるかもしれませんよ。