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さて、今日久しぶりにコラムを掲載したのは

『先進医療』についてお伝えしたいことがあるからです。

先進医療については、

厚生労働省が事実上の混合診療を認めた

画期的なしくみだと私は考えています。

しかし、保険会社さんのCMなどを見ていると

３００万円程度の技術料がかかる

粒子線治療などにスポットを当てすぎだと思います。

粒子線治療は固形ガンに対して

画期的な治療法だとは思いますが、

反面、治療を受けることの出来る患者さんは

極めてごくわずかです。

これは、静岡がんセンターのHP を確認してもわかるのですが、

症例を集めるために、

他に転移していなく、過去に放射線治療を受けていないガン患者さんなどに

治療対象が限られています。

一般的に生命保険会社が提供する

先進医療の特約は月額保険料が１００円内外という

極めて安い掛け金で付保できます。

これは、一般の保険診療と比べて

対応できる医療機関がそもそも少なく

治療を受けるまでのハードルが高いからだと想像します。

しかし、このところの先進医療を確認すると、

少なくとも静岡県にお住まいのみなさんには

非常に有意義な特約だと思います。

ひとつは、

粒子線治療を施す医療施設が

静岡県にあること。

【静岡がんセンター】

もうひとつ、

多焦点眼内レンズの治療を施す医療施設が

多く存在していること。

です。

特に、あまり注目されていませんが

多焦点眼内レンズが先進医療に認定されている間は

先進医療特約を利用するお客様がこれからもっともっと

増加すると思います。

ちなみに、私ども

保険アイマークのホームページには

静岡県で受けることが出来る

先進医療の種類と医療機関をまとめたデータを

掲載しています。

リンクもはっていますので、

ご興味があるかたは

ご確認ください。

以前、こんなケースがありました。

お客様から私に直接、携帯電話へ連絡があり、

白内障の手術を受けるというのです。

お客様は静岡市在住でしたが

当時、受診していた病院は

多焦点眼内レンズで先進医療の認定を受けていない眼科医さんでした。

お客様から手術の内容をお聞きすると、

単焦点のレンズを使うとのこと。

これだと、遠視か近視のどちらかを選択し、

どちらか犠牲にした見え方に対しては

メガネで補正する必要があります。

私は、

多焦点眼内レンズという先進医療があり、

静岡にはいくつかの病院がその認定を受けていること。

お客様は先進医療特約が付いた医療保険にご加入中であること。

をお伝えしました。

お客様は、

その後、多少時間はかかりましたが

先進医療の認定施設で

多焦点眼内レンズによる

白内障の治療を選択され

治療後の状態は極めて良好だということです。

私たち

保険代理店は

保険をご案内するだけでなく、

いざ、保険を使う場面になった場合、

お客様に適切なアドバイスをすべき立場にいるわけです。

先進医療の情報などを

こまめに収集して

お客さまをお守りすることの重要性を感じた事例でした。