臓器移植について考えて見ます。
最近、病院の院長先生がご自分のために、
腎臓提供者を探して、
そこに暴力団が介入した事件がありましたね。
日本でも腎臓を始め、
脳死による臓器移植が行われ始めてきました。
しかし、お子様の多臓器不全や緊急に移植が必要な場合、
米国などに渡航し、
移植を受けようとする流れもいまだに残っています。
こんな場合に、生命保険は何をしてくれるのでしょうか?
臓器移植に際し、
医療保険の特約で経済的な負担を軽減しようとする動きは
従来から無いわけではありません。
医療保険に特約で
『移植医療保障特約』
などと呼ばれるものを付けるわけです。
ある保険会社の特約ですと、
移植手術を受けた場合、
500万円の移植医療給付金が支払われ、
保険料は年齢・性別に関わらず
一律月払い口座振替の保険料で145円となっています。
支払われる最大の給付金が500万円です。
腎臓移植などでは300万円と少し減額されます。
医療費の実態に合わせた修正なんでしょうね。
これですと、国内での保険適用の移植については、
フォローできるのかもしれませんが、
海外に渡航して受ける移植においては、
すずめの涙となります。
現在、小さいお子さんの海外での臓器移植では、
『**ちゃん基金』という名前で募金活動が展開され、
その募金によって海外での移植が実現するケースが
多く見られます。
この場合、お金が集まりすぎてしまったり、
お金の使われ方に問題が発生したりすることがあるようです。
皆さんの浄財によって、
海外での臓器移植が実現する。
この部分こそ、
保険の理念と合致すると思います。
保険会社が毎月145円の特約保険料で
500万円の臓器移植給付金を提供してくれる現状ですが、
生命保険会社さんにお願いです。
渡航臓器移植特約みたいなものを開発したらいかがでしょう。
それも、お父様、お母様のどちらかの主契約にこの特約が付いていると、
生まれてくるお子様に自動的に付帯されるのです。
(最初のお子様の場合、異常が確認される前に加入するのが前提です)
毎月、そのための保険料なら
数百円は許容されるように思います。
現在、浄財の使われ方に疑問が出てくるケースが散見されるようですが、
保険会社さんがそこに関われば、
そんな懸念も無くなると思います。
保険会社さん
よろしくお願いします。