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今日は生前給付保険について考えて見ます。

生前給付保険というのは、

保険金の支払い理由を

死亡や高度障害状態だけでなく、

がん、脳卒中、急性心筋梗塞で

ある基準を超えた症状になった場合

死亡保険金が支払われ、

その保険は終了するという保険です。

日本生命さんが『アスリート』というペットネームで

市場に投入したのが30年ほど前でしょうか？

このとき、私は保険業界人ではありませんでしたが

画期的な商品が出たものだと感心したことを覚えています。

さて、私もソニー生命に入社して以来、

代理店として独立してからも

『リビングベネフィット』というペットネームの

生前給付保険をお客様にご案内し、

多くのお客様にご加入いただきました。

その中で、印象深い出来事がありました。

その方は３０代の男性で

お父様をはじめ、おじい様、いとこなどが

次々とくも膜下出血を発症し、無事生還されたり、

残念ながらなくなったりされていました。

その方のご心配は

自分もたぶん、くも膜下出血になるだろう。

そういう時に十分な保障が欲しいということでした。

私は迷わず、生前給付の保険を終身型でご案内いたしました。

それから数年、その方はくも膜下出血ではなく、

ガンを発症されました。

手術の結果、

完治され、生前給付金としてその方の年収分程度を受け取られました。

その方は現在もお元気に生活され、

以前にも増して活動的にお仕事もされています。

しかし、その方にはひとつ不安を残してしまいました。

『村松さん、おかげさまで保険のおかげで、

ガンの治療を経済的な心配なしに乗り越えられました。

だけど私が心配な、くも膜下出血の保険がなくなってしまったよ。

これは意図しなかったよ。』

この経験から私は

若干、設計する保険の内容を変更しました。

三大疾病に罹患して、保険金を受け取ったとしても

保障が消えないようなご提案に変更しました。

しかし、私はもっとこんな保険が欲しいとそれ以降感じています。

主契約は三大疾病診断給付金（死亡保障なし）で

支払い要件は現在の生前給付保険から死亡を除いたものとします。

保険期間は終身です。

保険料の払い込みは終身、歳満了などを用意します。

この保険の特徴は、２年を経過したら

再度保険金を受け取る権利が復活するところにあります。

加入できる保険金の上限を１０００万円程度とある程度パワーを持たせましょう。

その主契約に、死亡保険金を特約で付加できるようにします。

こちらも保険料の払い込みを終身以外に、６０歳とか６５歳で払い込みが終了できるように

設定します。

こんな保険、どこかの保険会社が開発してくれませんかね？