6月末をもって、
米国が推進した量的緩和策である
QE2が終了しました。
バーナンキの世界的実験は今のところ成功したように
見えます。
ニューヨーク証券取引所のダウ工業株指数は
逆に商品市場は低迷し
日経の論調は景気指数などの影響で
商品市場が下落したように伝えていますが、
これはQE2が終了したことの影響と見てよいと思います。
QE3に突入するとなると、
商品市場が上昇を続け、
インフレ懸念が出るのでここはとどまるしかない。
しかし、せっかく持ち直してきた景気の
腰をおるようなことはしたくない。
そんなバーナンキ博士の思惑と
ギリシャの危機回避が丁度よいタイミングで重なり
(偶然か米国の策略かはわかりませんが)
株価の腰折れ懸念はなくなりました。
私としては、
このような環境を待ち望んでいましたので、
この微妙な状況が出来るだけ永く
続いてくれることを心から望んでいます。
バーナンキ博士の手腕に
世界中の投資家が
期待をこめて見守っています。