先日、保険代理店さんが集まった研修会に参加しました。
研修の中身は大震災に遭遇した時、
保険代理店はどのような損害を受けて、
どのように代理店業務を遂行していくのか、
という内容です。
保険代理店の多くは、
現在も保険会社は一社専属で、
代理店さんが使っているシステムも
多くは保険会社さんが開発した
顧客管理システムを使っています。
その顧客管理システムを格納している
サーバはたぶん、東日本と西日本に存在していて、
互いにバックアップしながら運用されていると思います。
しかし、我々が想像する大震災が起こった場合、
東京、名古屋、大阪は激しい被害を蒙る可能性があります。
もし、東京と大阪にサーバがあって、
その両方がダウンした場合、
それのみにシステムを依存している保険代理店は
顧客情報にアクセスできないことになります。
私は万が一にもこのようなことが起こった時でも、
インターネットさえ通じれば顧客情報にアクセスできる
システムが必要だと思っていました。
そして現在、セールスフォース社のクラウドサービスを使い 、
お客様のデータをカリフォルニアのサーバーでお預かりしています。
そして、セールスフォース社は
平常時は日本のサーバにアクセスすればOK.
非常時はミラーリングされたカリフォルニアのサーバが
バックアップしてくれる環境が完成します。
社員20名足らずの私どものような会社が
セールスフォース社のシステムのおかげで、
上記のような夢のシステムを実現できてしまいました。
これによって、激甚災害に見舞われたとしても
顧客情報にアクセスできます。
そして、先日からお客様の携帯メールアドレスの
取得作業を開始しました。
この作業は東北の代理店さんから
安否確認には携帯のメールが非常につながりやすかった。
というお話をお聞きしたのがきっかけです。
お客さまをお守りするために、
保険業界で日本一のシステムを作っていきたいと考えています。