火災保険を検討しているお客様から
よく質問されます。
『家財保険はみなさんどうしていますか?』
当然、家財の保険まで付帯すると、
保険料は高くなりますし、
今は地震保険も心配だから付帯するとなると、
どこでも良いから削れるところは削りたくなりますね。
たとえば、保険会社のパンフレットを見ると
30歳前後のご夫婦でお子様が二人の世帯の
家財、新価額の目安は830万円となっています。
この数字を見ると多くのお客様が、
うちはそんなに家財はありません。
とおっしゃいます。
この場合、お客様のイメージは
家電製品の金額の総額
をイメージすることが
多いように思います。
では、実際にどのくらいになるのか?
これも保険会社のパンフレットからのデータですが、
35歳でお子様2人、
60uで東京にお住まいの世帯とします。
@インテリア・家具 1,262,000円
A台所用品 506,000円
B家電製品 970,000円
C趣味用品 385,000円
D寝具類 297,000円
E書籍・CD・DVD 421,000円
F身の回り品(大人) 3,883,000円
G身の回り品(子供) 1,180,000円
合計 8,904,000円
この数字が妥当なものだと仮定すると、
家財でイメージする
家電が家財の総額に占める割合は10.9%程度なのです。
逆に
身の回り品のウエイトが
非常に大きいことが分かります。
スーツ、礼服、ハンドバック、宝石、ワイシャツ、下着、ネクタイ、靴下、
タオル、腕時計、靴など案外値がはるものがあります。
それもひとつですまないものも多いのです。
阪神大震災では、
家財保険に加入していて
地震保険も付帯していた方は、
元の家に近い状態を復元できたと聞きます。
家財保険の金額は慎重に決めていきましょう。